1.情 報 住友化学、「昆虫のにおい」で害虫駆除


住友化学は農業向け害虫駆除を手掛けるインドのバリックス・アグロ・サイエンスを買収すると発表した。
同社は農地の狭いインドに合った害虫の駆除法に強みがある。今後成長する農業資材分野の事業を伸ばす。
バリックスは2011年設立。昆虫が好む特定のにおい物質(フェロモン)を人工的に合成する技術がある。
それをわなにいれて引き寄せられた害虫をとらえる。同社はこの一連の農業資材を手掛け、世界有数の農業大国であるインドを中心に販売してきた。昆虫のフェロモンを使い、害虫を駆除する事業に参入するのは住友化学として初めて。フェロモンを使えば、ほかの生物や人体への影響が少なく、従来の殺虫剤と比べて薬剤耐性が生じにくいという。

(日本経済新聞 9/12)

2.情 報 強い毒を持つ外来種アカカミアリ、郡山で発見 東北初確認


福島県は31日、強い毒を持つ要緊急対処特定外来生物「アカカミアリ」が郡山市の事業所で発見されたと発表した。ヒアリの近縁種で、東北地方での確認は初めて。米国南部から中米の原産で繁殖力が強く、いったん定着すると分布を広げる恐れがあり、県は環境省と協力して周辺の調査を進める。コンテナはスリランカから中国経由で横浜港に入り、泉崎村の倉庫で一時的に留め置かれた後、同市に運び込まれた。中国ではアカカミアリが定着しており、混入した可能性がある。同省と県は泉崎村と郡山市の倉庫で殺虫剤を噴霧するなどの対応を取った。アカカミアリはヒアリと同様に攻撃的な性格で、在来種などの生態系に重大な影響を与える恐れがある。人が刺された場合は激しい痛みを伴い、まれに死亡するケースもある。体は赤褐色で長さ3~5ミリ。
環境省のまとめでは2017年度以降、21都府県で126件の確認事例があり、多くが関東や関西圏だった。人や家畜の被害は報告されていない。

(福島民友新聞株式会社2023/9/1)

3.情 報 第39回日本ペストロジー学会神奈川の開催へ


第39回日本ペストロジー学会神奈川大会は、大会長 武藤 敦彦 実行委員長 原島 利光において
「IPMはSDGs」をキャッチフレーズに活発な討論を展開いたします。
また、シンポジウムは「失敗は成功のもと-失敗から学ぶペストコントロール」をテーマに企画しております。
会期は令和5年11月9日(木)・10日(金) 会 場は神奈川県立県民ホールにて行われます。
弊社は展示ブースにて新商品の出展を行っております。営業員一同お待ちいたしております。
参加費、当日払いは6,000円、懇親会費、15,000円(先着申込・事前払込で250人まで。
学会会場:神奈川県民ホール 小ホール・6階大会会議室(横浜市中区山下町3-1)
若手懇話会:産業防疫センター B1F B120号会議室(横浜市中区山下町2)
懇親会場はホテルニューグランド タワー館3階ペリー来航の間。(横浜市中区山下町10)

※問い合わせ先:第39回日本ペストロジー学会神奈川大会事務局
TEL:045-681-8585
E-mail:kanapco@kanagawa-pco.com