1. ヒアリ判別キット 無償配布


 国立環境研究所(つくば市)は1日、強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」をDNAで迅速に判別する検査キットを無料配布すると発表した。
昨年5月に試験的に開発したキットの改良版。対象は実験設備が整っている自治体や大学などで、配布を希望する機関を4月1日から募集する。
検査キットは、アリをすりつぶして抽出したDNAを特殊な試薬と混ぜ、60度で温めるとヒアリに特徴的なDNAの配列のみを増幅する仕組み。ヒアリだと試薬が白く濁って判別できる。
当初のキットと比べ、試薬をあらかじめ調合しておくなどして手順を簡略化。サンプルが混じって、ヒアリではないのに試薬が濁ってしまう恐れが小さくなったほか、結果が出るまでの時間も30分短くなって1時間半程度になったという。

(国立研究開発法人 国立環境研究所発表)

2. シロアリの顎の大きさ決める遺伝子を解明


東京大学三浦徹教授らのグループは、シロアリの顎の大きさを決める遺伝子を突き止めた。
成長過程で作られる特定のホルモンの濃度が高まった後、脚や複眼などの構造を決める遺伝子が働き、顎を大きくしていた。生物の形と遺伝子の関係を探る新たな手がかりになるという。
同じ遺伝子をもっているにも関わらず女王やワーカー、兵隊など異なる形態へ成長するオオシロアリを実験に使ったところ、突き止めた遺伝子は「ダックスフンド遺伝子」といい、昆虫では脚や目の構造を決める遺伝子として知られていた。ワーカーのシロアリが兵隊に成長する際、脱皮などに関わるホルモンの濃度が上昇し、続いてこの遺伝子が顎を成長させる部位でよく働いていた。
ダックスフンド遺伝子を働かないようにすると、顎は大きく成長しなかった。昆虫の特定部位の大きさがどうやって決まるかをホルモンとの関係で明確にした例は珍しい。

日経新聞3月17日号より

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